チランジア(ティランジア)|我が家のエアープランツ17種をおすすめ順に紹介

チランジア(ティランジア)

エアープランツと呼ばれるチランジアは、土を必要とせず、オシャレに飾れるとして人気の観葉植物です。原種だけでも600種以上も存在するチランジアについて、「どんな種類があるの?」「購入する前に、どんな種があるか見ておきたい」と考える人も多いと思います。

ここでは、我が家で育てているチランジア17種を紹介します。ぜひお気に入りの種を見つけるのに役立ててください。

チランジア(=エアープランツ)の基本情報

まずは簡単にチランジアとはどんな植物なのか確認しておきます。

原産地分類大きさ花言葉風水
アメリカ南部
中南米(メキシコ~アルゼンチン)
パイナップル科 チランジア亜科 チランジア属
(Bromeliaceae Tillandsioideae Tillandsia)
小型種:~10㎝
中型種:10~25㎝
大型種:25㎝~1m以上
(流通量が多いのは
5~30㎝程度)
不屈
偶然の出会い
自由
空間浄化
対人・恋愛運UP

チランジアは、置いたり吊るしたりと、インテリアとして気軽に楽しめる土のいらない植物として人気の観葉植物です。「土に根を下ろさず、空中で暮らす姿」から、「エアープランツ(Air Plant)」と呼ばれるようになり、広く知られています。

不屈、自由という花言葉や対人運向上といった風水的な効果から、「新たな環境で自分らしく進んでいく」人への後押しとして、贈り物としても高い人気があります。

そんなチランジア(=エアープランツ)が一体どんな植物なのかもっと詳しく知りたいという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

チランジア(エアープランツ)| 我が家の17種を紹介

チランジアは、原種(野生から発見された種)だけで600種以上あります。さらに、園芸用として、いろいろな品種が今も生み出されています。数が多すぎて、そのすべてを紹介はできませんが、我が家で育てている17種を紹介したいと思います。どの種もぜひ育ててみてほしいおススメの種ですが、その中でもよりおすすめのものから順に並べています。自分好みのチランジアを選ぶ参考にしてみてください。

  • 人気度、流通量、価格については、記事投稿時点の独自調査によるものです。あくまでも参考程度にしてください。
  • 育てやすさ、おすすめ度は、あくまでも管理人の主観によるものです。

我が家のチランジアをおすすめ順に紹介

イオナンタ・イオナンタ(Tillandsia ionantha var. ionantha)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:100円~1,500円(ボリュームゾーン:300円~600円)

強健チランジアの代表種。イオナンタ系の中でもっともベーシックな基本種で、単にイオナンタといった場合は主にこの種をさします。小型ながら環境への順応性が高く、チランジアの入門種として非常におすすめです。流通量が非常に多く、価格も安価なため、まとめ買いや複数個体での比較育成にも向いています。

イオナンタ・フエゴ(Tillandsia ionantha ‘Fuego’)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:100円~1,500円(ボリュームゾーン:500円~1,000円)

赤く燃えるような姿が名前の由来となっているフエゴは、イオナンタの園芸種の中でも特に発色が鮮やかで、初心者からコレクターまで高い人気を誇ります。ほかのイオナンタ系の種と比べるとやや低温に弱い面はありますが、冬場の室温と風通しに気を付ければ、室内でも安心して管理できる種類です。

イオナンタ・ルブラ(Tillandsia ionantha ‘Rubra’)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:500円~1,500円(ボリュームゾーン:800円~1,200円)

基本種であるイオナンタ・イオナンタと比べるとやや大型になる種で、幅広の葉がゆったりと展開するのが特徴です。また、基本種やフエゴが赤く紅葉するのに対して、ルブラはピンク色に紅葉するのも特徴です。基本種と同様かそれ以上に強健で管理は非常に容易です。

イオナンタ・ドルイド(Tillandsia ionantha ‘Druid’)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:800円~2,000円(ボリュームゾーン:1,200円~1,800円)

白い花と山吹色に染まる葉が美しいイオナンタです。通常のイオナンタと同じく強健なので、室内でも十分管理できます。流通量が通常種よりも少なくやや入手しにくい点には注意が必要ですが、「フエゴ、ルブラ、ドルイド」をセットで管理していると赤、ピンク、黄色と美しい葉色のコントラストが楽しめるのでお勧めです。

イオナンタ・ストリクタ(Tillandsia ionantha var. stricta)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:800円~2,000円(ボリュームゾーン:1,000円~1,500円)

イオナンタの中でも細葉でスタイリッシュな印象を与えてくれるのがストリクタです。成長が他のイオナンタと比べて遅く、子株も吹きにくい性質があります。ただし、株そのものは他のイオナンタと同様に強健なので、管理自体は容易です。

ストレプトフィラ(Tillandsia streptophylla)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:1,000円~5,000円(ボリュームゾーン:1,500円~3,000円)

葉がくるくるとカールする独特の姿が人気で、「エアープランツの女王」とも呼ばれる壺型を代表するチランジアです。水分量により、葉の巻き具合が大きく変わるのが特徴で、ストレプトフィラの葉の様子を基準に水やりのタイミングを計ることが可能です。室内でも安定した管理が可能で、吸水性や肥料への反応性も優れています。明るい窓辺などで育てることで、美しい葉姿を楽しんでください。

カプトメデューサエ(Tillandsia caput-medusae)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:100円~3,000円(ボリュームゾーン:1,200円~1,800円)

その名の通り「メデューサの頭部」を思わせるうねる葉姿が特徴的なカプトメデューサエ。壺型の中では最も強健と言えるほど丈夫で、管理しやすい種です。葉の根元が太く水が溜まりやすいため、水やり後の蒸れにだけは注意しましょう。風通しさえ確保すれば室内でも元気に育ちます。

ポーリアナ(Tillandsia pohliana)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:700円~3,000円(ボリュームゾーン:1,000円~2,000円)

明るいシルバーの葉が美しい美種。やや多肉質な葉がロゼット状に広がった姿は非常に美しいものになります。花は淡いピンクの花苞に白花という組み合わせで上品な美しさがあります。やや強めの光が必要なので、明るい窓辺で風通し良く管理すれば元気に育ってくれます。現状そこまで人気があるとは言えませんが、強健なので初心者にもおすすめの中型銀葉種です。

コットンキャンディー(Tillandsia ‘Cotton Candy’)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:750円~3,500円(ボリュームゾーン:1,000円~1,800円)

コットンキャンディー(綿飴)の名にふさわしい、白く輝くトリコームに包まれた優しい印象の中型種です。濃いピンク色の花序とのコントラストも美しく、魅力的です。ストリクタとレクルビフォリアの交配種で、丈夫で育てやすく花付きもよい優良種です。ただし、美しい姿を維持して開花まで持っていくにはある程度の強さの光が必要になります。

カピタータ・レッド(Tillandsia capitata ‘Red’)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:750円~~2,500円(ボリュームゾーン:1,000円~1,500円)

普段から葉が赤みを帯びる優雅な姿が魅力のカピタータ・レッドは、中型種の中でも育てやすい種です。赤さの維持や開花のためには、やや強めの光が必要になります。窓辺のできるだけ明るいところにおいてあげましょう。強健な種なので、日当たりと風通しに気を付けておけば、室内でも容易に管理が可能です。

ブルボーサ(Tillandsia bulbosa)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:100円~2,500円(ボリュームゾーン:1,200円~1,500円)

独特な曲線を描く葉と、ぷっくりと膨らんだ根元が特徴的な壺型種です。緑葉種の扱いで、高湿度を必要とする一方、株元に水分が多すぎると群れて腐りやすいので気を付ける必要があります。空間の湿度を高めに保ち、水やりの頻度を増やすとともに、しっかりと風を動かすようにしてください。高温、直射日光にも強くないので、夏場の葉焼けにも注意しましょう。

スカポーサ(Tillandsia scaposa)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:100円~1,500円(ボリュームゾーン:500円~1,000円)

以前はイオナンタの一種(T.ionantha var. scaposa)とされていた小型種。基本的には強健で育てやすい種ですが、イオナンタよりも水好きでやや暑さに弱いので、夏場は涼しめに管理するように気を付けましょう。ホームセンターなどではコルビー(Tillandsia kolbii)の名で流通していることが多い点にも注意が必要です。(本物のコルビーはほぼ見かけないそうです。)

キセログラフィカ(Tillandsia xerographica)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:1,500円~10,000円(ボリュームゾーン:3,000円~7,000円)

エアープランツの王様とも呼ばれるチランジアを代表する人気の大型種です。白銀に輝く葉がカールしながらロゼット状に広がり円形に仕上がった葉姿が優雅で、インテリアとしても抜群の存在感を放ちます。タンクタイプと呼ばれる株元に水をためやすい構造になっていますが、暗い環境で水をためておくと腐りやすいので注意してください。強めの光とある程度の日照時間、風通しを確保する必要があるので暖かい季節は本来屋外で管理するのがベストです。室内管理の場合には、育成ライトやサーキュレーターの使用を検討しましょう。

テクトラム(Tillandsia tectorum)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:1,500円~8,000円(ボリュームゾーン:3,000円~4,500円)

毛足の長い、真っ白なトリコームに覆われた美しい外見から、「エアープランツの女王」とも呼ばれる人気のチランジアです。チランジアの中でも乾燥には最も強いといえます。一方で、日照不足、風通しの悪さ、水のやりすぎには強くありません。これらによって「トリコームが短く観賞価値の低い葉」になってしまったり、最悪枯れてしまったりするので注意しましょう。日照と風通しの両方が高いレベルで必要となるので、室内での管理には育成ライトやサーキュレーターの使用が無難です。

ウスネオイデス(Tillandsia usneoides)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:700円~3,000円(ボリュームゾーン:1,000円~2,000円)

スパニッシュモスやサルオガセモドキといった別名を持つ、「エアープランツ」の中でも最も有名なチランジアのひとつです。細い茎を垂れ下がるように伸ばしていく独特な性質を持っています。ボリュームを生かし、室内をオシャレに飾るインテリア性の高さから非常に人気の高い種です。葉が細いものから太いもの、直線的なものからカールするものまでさまざまなタイプが存在するので、コレクション性も実は高い種です。

強すぎる日差しや乾燥に弱く、多湿な環境を好みますが、蒸れにも非常に弱いため常に空気が動いている環境が好ましいといえます。明るい窓辺に吊るし、朝晩たっぷりと水やりをしたうえで、常に空気が動く環境を作ることが必要で、管理面の難易度が高く枯らしてしまいやすいチランジアでもあります。

メラノクルテル(Tillandsia tricolor var. melanocrater)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:700円~3,000円(ボリュームゾーン:1,000円~2,000円)

細くシャープで硬い葉が広がる、中型種。トリコロール(Tillandsia tricolor)の小型変種で、花序は赤く、花は紫色を帯び、黄色が現れることはほとんどありません。タンクタイプと呼ばれる株元に水をためやすい構造になっていますが、暗い環境で水をためておくと腐りやすいので注意してください。株元の腐敗にさえ注意すれば、強健で育てやすい種といえます。

プラギオトロピカ(Tillandsia plagiotropica)

  • おすすめ度:
  • 人 気 度:
  • 育てやすさ:
  • 流 通 量:
  • 価格(税抜)目安:500円~3,000円(ボリュームゾーン:700円~1,500円)

多肉質の葉がロゼット状に広がるかわいい種です。高山性のため、耐暑性が高くない点に注意が必要です。夏の暑さと冬の寒さに気を付ければ、室内でも十分管理可能ですが、情報量が多くないので何かあったときに「いろいろ試して自己解決」することが求められます。

チランジアで空間を美しく彩ろう!

数多くあるチランジア(エアープランツ)の中から、我が家で育てている17種を紹介させていただきました。チランジアはその色・佇まいなど、種によって「同じ植物なの?」と思うほど多様性があります。いずれも空間をオシャレでかっこよく彩ることができるものばかりなので、「これは!」と思う種がきっとあるはずです。ぜひ気に入った種を選び、チランジアを長く大切に育ててあげてください。

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