チランジア(ティランジア)|我が家のエアープランツ23種を紹介

チランジア(エアプランツ)の種類紹介 チランジア(ティランジア)

エアープランツの愛称で知られるチランジア(ティランジア)は、原種だけで600種以上が知られています。「どんな種類があるの?」「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

ここでは、私が実際に育てている23種を簡単に紹介します。いずれもいわゆる「普及種」と呼ばれる比較的手ごろで入手しやすい種類なので、品種選びの参考にしてみてください。

エアプランツについての基本情報や管理のポイントについてもまとめています。良ければそちらも確認してみてください。

我が家のエアプランツ23種

様々な交配種が生み出され、2000種を超える品種が存在すると言われるチランジアですが、「珍しい種」や「最新の種」ではなくても魅力的な種はたくさんあります。我が家のチランジアたちの特徴をざっと紹介していきますので、良ければお付き合いください。

★の評価はあくまでも主観によるものです。参考程度にとどめてください。

はじめてのチランジアに

チランジアをはじめて育てる方に特におすすめしたい種を集めました。丈夫で管理しやすく、室内でも育てやすいものを中心に選んでいます。

イオナンタ・イオナンタ(Tillandsia ionantha var. ionantha

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

最もベーシックなイオナンタの基本種で、チランジアの入門種として広く知られています。環境への順応性が高く、小型で場所を取らないうえ、価格も安価です。強健チランジアの代表と言えるので、はじめての一株としても、たくさんコレクションして違いを楽しむのにもおすすめです。

「イオナンタ」とだけ表記されて販売されている株の中には他のイオナンタ系品種が混在していることもあるため、品種にこだわる場合は専門店での購入がおすすめです。

イオナンタ・フエゴ(Tillandsia ionantha ‘Fuego’)

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

「Fuego(火)」の名の通り、赤く燃えるような発色が魅力のイオナンタです。イオナンタの中でも特に発色が鮮やかで、初心者からコレクターまで高い人気を誇ります。ほかのイオナンタ系の種と比べるとやや寒さに弱い面はありますが、十分強健で育てやすいチランジアです。

イオナンタ・ルブラ(Tillandsia ionantha ‘Rubra’)

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

基本種よりやや大型になり、幅広の葉がゆったりと展開します。基本種やフエゴが赤く紅葉するのに対して、ルブラはピンク色に紅葉するのが特徴です。基本種と同等かそれ以上に強健で、管理は非常に容易です。

イオナンタ・ドゥルイド(ドルイド)(Tillandsia ionantha ‘Druid’)

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

白い花と山吹色に染まる葉が美しい品種です。基本種と変わらず強健で育てやすいですが、生育はやや遅めで、流通量も少なめです。専門店やネットショップでの購入が中心になりますが、見かけたらぜひ手に取ってみてください。

イオナンタ・ストリクタ(Tillandsia ionantha var. stricta

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

細葉でスタイリッシュな印象のイオナンタです。成長は他のイオナンタより遅めですが、他のイオナンタと同じく強健です。ホームセンターなどではあまり見かけませんが、ネットでは手に入りやすいと思います。

スカポーサ(Tillandsia scaposa

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

以前はイオナンタの一変種とされていた小型種で、基本的には強健です。ただしイオナンタより水を好み、やや暑さに弱いので夏場は涼しめに管理しましょう。ホームセンター等でコルビー(Tillandsia kolbii)の名で流通しているものはほぼ本種だという点にも注意が必要です。本来のコルビーが流通することはほぼないと言われています。

カピタータ・レッド(Tillandsia capitata ‘Red’)

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

普段から葉が赤みを帯びる優雅な姿が魅力の中型種です。赤さの維持や開花には明るめの光が必要ですが、日当たりと風通しさえ確保できれば室内でも安定して管理できます。

ポーリアナ(Tillandsia pohliana

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

明るいシルバーの葉がロゼット状に広がる美しい中型銀葉種です。やや強めの光を好みますが強健で、初心者にも育てやすい種類だと思っています。淡いピンクの花苞に白花という上品な花も魅力です。

メラノクラテル(Tillandsia tricolor var. melanocrater

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

細くシャープで硬い葉が広がる中型種で、トリコロール(Tillandsia tricolor)の小型変種です。花序の赤・黄色・花の紫という3色が美しく、見た目の割に管理はしやすい種類です。タンクタイプ(株元に水が溜まりやすい構造)なので、暗い環境では水を溜めたままにしないよう注意してください。

ストレプトフィラ(Tillandsia streptophylla

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

「エアープランツの女王」とも呼ばれる壺型(株元が膨らんだ壺のような形になる)を代表するチランジアです。乾燥気味になると葉がくるくるとカールし、水を吸うと広がるという独特の変化が楽しめます。葉の巻き具合を水やりタイミングの目安にできる、管理しやすい種です。

カプトメデューサエ(Tillandsia caput-medusae

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

その名の通り「メデューサの頭部」を思わせるうねる草姿が特徴的な入手しやすい壺型種です。壺型の中では最も強健と言えるほど丈夫で、管理しやすく、風通しさえ確保すれば室内でも元気に育ちます。葉の根元が太く水が溜まりやすいため、水やり後の蒸れにだけは注意しましょう。

慣れてきたら挑戦を

チランジアの管理に少し慣れてきたら挑戦してほしい種を集めました。基本的な管理ができていれば十分育てられますが、種ごとの特性を意識した一歩踏み込んだケアが必要です。

ブルボーサ(Tillandsia bulbosa

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

独特な曲線を描く葉と、ぷっくりと膨らんだ根元が特徴的な壺型種です。緑葉種の扱いで、高湿度を必要とする一方、株元に水分が多すぎると群れて腐りやすいので気を付ける必要があります。こまめな水やりと十分な風通しをセットで意識してください。高温、直射日光にも強くないので、夏場の葉焼けにも注意しましょう。

バルビシアナ(Tillandsia balbisiana

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

細長い葉が緩やかにカールする姿が優雅な壺型種です。光が強すぎると葉先が枯れ込みやすいため、レースカーテン越し程度の光で管理するときれいな姿を保ちやすいと思います。風通しを確保してたっぷり水をあげれば元気に育ちます。

ベイレイ(Tillandsia baileyi

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

スリムな葉が緩やかにカールする壺型種で、水が大好きですが風通しには気を付ける必要があります。

ホームセンターなどでもベイレイという名前のエアープランツを見かけますが、多くが「プセウドベイレイ(Tillandsia pseudobaileyi)」という別種なので注意してください。専門店でわざわざ「本物のベイレイです」と記述されるくらいです。”葉に柔らかさがあり裏筋が目立たない銀葉”が本種で、葉が硬く葉裏の筋が目立つものはプセウドベイレイです。

ブッツィー(Tillandsia butzii

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

爬虫類を思わせる斑模様と、ストロー状にうねる長い葉が個性的な緑葉の壺型種です。ブルボーサと同様に風通しと多めの水やりを意識して管理してください。開花前でも子株がよく出るので、壺型のクランプ(群生株)を楽しみたい方には特におすすめです。

プルイノーサ(Tillandsia pruinosa

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

赤みを帯びた葉に白いトリコームをびっしりまとった小型の壺型種です。銀葉種に分類されますが水が大好きなので、ブルボーサと同じくらいの水やり頻度で管理するのが向いています。ネットでの購入がメインになりますが、踊るように展開する葉姿が可愛らしい、ぜひ育ててほしい種です。

フクシー・グラシリス(Tillandsia fuchsii forma gracilis

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

細い葉が密に生えた姿がかわいい種です。球状に膨らんだ株元から放射状に葉が広がる様子から、「まるでウニのよう」と言われることが多い特徴的な草姿をしています。暑さと乾燥にはやや弱いので注意が必要です。単にフクシーとして販売されている場合はほぼ本種です。基本種であるフクシー(Tillandsia fuchsii forma gracilis)が欲しい場合は専門店で探すのが確実です。

フンキアナ(Tillandsia funckiana

  • 育てやすさ :
  • 入手しやすさ:

茎を伸ばしながら成長する「有茎種」と呼ばれるタイプの代表種で、細い針状の葉を放射状に広げながら伸びていきます。花が咲かなくても子株を出しやすく、分岐しながらうねうねと伸びる独特の草姿が何とも言えない魅力につながっています。

環境を整えて楽しむ

管理にやや手がかかりますが、その分個性と存在感が際立つ種を集めました。育成ライトやサーキュレーターなど、環境を整えたうえで挑戦してみてください。

キセログラフィカ(Tillandsia xerographica

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  • 入手しやすさ:

「エアープランツの王様」とも呼ばれる大型の人気種です。白銀の葉がカールしながらロゼット状に広がる姿はインテリアとしても抜群の存在感があります。暗い環境で株元に水を溜めると腐りやすいので、室内管理では溜めないのが無難です。

テクトラム(Tillandsia tectorum

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  • 入手しやすさ:

ストレプトフィラと並び「エアープランツの女王」とも呼ばれる、長くて白いトリコームに覆われた美しい種です。チランジアの中でも特に乾燥に強い反面、日照不足・風通し不足・水のやりすぎでトリコームが短くなり観賞価値が大きく下がってしまいます。高い人気を誇る一方で、美しい姿を維持するのが難しい種です。

ウスネオイデス(Tillandsia usneoides

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  • 入手しやすさ:

「スパニッシュモス」の別名でも知られる、チランジアの中でもとくに有名な種です。細い茎が垂れ下がるように伸びる独特の姿はインテリア性が高く人気があります。強い日差しや乾燥に弱く多湿を好む一方、蒸れにも非常に弱いため、常に空気が動いている環境が不可欠です。たっぷりの水やりと継続的な風通しの確保が大切です。

セレリアナ(Tillandsia seleriana

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  • 入手しやすさ:

ストレプトフィラと並ぶ壺型の代表種で、アリと共生する「アリ植物」としても知られています。水・肥料ともによく反応する種ですが、準高山性のため暑さには弱く、寒さにもそれほど強くないので注意が必要です。他の壺型よりも少しコツが必要ですが、ぜひ挑戦してほしい種のひとつです。

プラギオトロピカ(Tillandsia plagiotropica

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  • 入手しやすさ:

多肉質の葉がロゼット状に広がる可愛らしい種です。高山性のため夏の暑さに弱い点に注意が必要で、夏・冬ともに温度管理が求められます。情報が少なく、何かあったときに手探りで対処することも求められます。

気になる一株、ぜひ育ててみてください

数多くあるチランジア(エアープランツ)の中から、我が家で管理している23種を紹介させていただきました。チランジアは同じ種でも個体差や管理環境によって姿が大きく変わります。その差を楽しむのもチランジアの楽しみ方の1つです。イオナンタだけでも数十種以上の品種が存在しているので、一つの種だけに絞ってコレクションするのも面白いかもしれません。

この記事で紹介した中に、少しでも「気になる」と思った種があれば、個別記事も読んでみてください。そして、ぜひ実際に育ててみましょう。自分なりの楽しみ方がきっと見えてきます。

チランジアの基本情報や管理の基本を確認したい方はこちらも併せて確認してみてください。

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