育てやすい観葉植物として人気のサンセベリアは、原種だけでも約70種も存在します。そんなサンセベリアの中で「黄色で幅広な斑」が鮮やかな小型園芸品種であるサンセベリア・ゴールデンハニー(Sansevieria trifasciata ‘Golden Hahnii’)の基本情報や我が家の栽培環境、現在の生育状況について紹介していきます。
「サンセベリアってどんな種類があるの?」という人は、こちらを参考にしてみてください。
「そもそもサンセベリアって何?」という人は、こちらを参考にしてみてください。
「斑入り種を育てる上での注意点」については、こちらを参考にしてみてください。
サンセベリア・ゴールデンハニーの基本情報
まずは簡単にサンセベリア・ゴールデンハニー(Sansevieria trifasciata ‘Golden Hahnii’)がどんな植物なのか確認しておきます。
| 分類 | 原種(Sansevieria trifasciata)の自生地 | 大きさ | 葉色・模様 | 花言葉・風水 (サンセベリア共通) |
| キジカクシ科 スズラン亜科 ドラセナ属 (Asparagaceae Nolinoideae Dracaene) | 西アフリカ(ナイジェリア〜コンゴ)の乾燥草原や林縁 | 幅:15㎝前後(最大20㎝) 高さ:20㎝前後(最大30㎝) | クリーム〜黄色の幅広い縁取り 中央は濃緑色 模様は淡い横縞 | 永久・不滅 金運上昇・邪気払い |
- 人 気 度:
- 流 通 量:
- 育てやすさ:
- 価格(税抜)目安:300円~10,000円(ボリュームゾーン:1,200円~3,500円)
園芸家シルヴァン・ハーンにより発見され、1953年に米国植物特許第1224号が付与されたサンセベリアトリファスキアータの園芸品種で、鮮やかな黄色の斑が映える小型(~20㎝程度)の美種です。
黄色の斑の範囲が広いものが多く、明るい空間を演出するインパクトがあります。100円ショップで見かけることがあったり、ホームセンターでも比較的よく見かけたりする品種でもあります。斑の入り具合は個体による差が大きいので、派手目のもの(斑の範囲が広い)からやや落ち着いたもの(斑の範囲が狭く緑が多め)まで好みに応じて株選びをすることができます。
我が家の株は、1つ目が「緑がやや多め」(友人から譲り受けたもの)で、2つ目は「斑の範囲が広め」(園芸ネットプラスで700円(税別)で購入)です。
我が家の栽培環境
| 項目 | 我が家の状況 | 補足事項 |
|---|---|---|
| 日照条件 | 通年室内(ベランダナシの賃貸物件)の南向きの窓辺(窓から50㎝くらいの位置) | 補光は特にしていません。 |
| 用土 | 軽石(小粒)単体 | 刀川平和農園さんのものを愛用しています。 |
| 水やり | 4~9月:おおよそ週2回 10~3月:おおよそ週1回 | 夏場は基本水やり翌日に、冬場でも水やり後3日以内には用土表面が乾燥している環境です。 |
| 葉水 | なし | 週に1回濡れた布巾で埃を拭き掃除しています。 |
| 通風 | 毎日サーキュレーター使用 | 朝起きてから8時間と帰宅後の8時間の合計16時間/日で稼働させています。 |
| 肥料・活力剤 | 植え込み時:マグァンプK(中粒) 4~9月:液肥/活力剤をいずれも週1回 5~6月:置肥併用(既定量の半分) 10~3月:液肥/活力剤をいずれも月1回 | 液肥:「微粉ハイポネックス」 置肥:「プロミック(いろいろな植物用)」 活力剤:リキダス/ストレスブロック を使用しています。 |
| 冬期の温度管理 | 実質室温13℃以上をキープ | 11~3月は基本ストーブつけっぱなし(夜間や無人の時の設定温度16℃)です。 |
我が家のサンセベリア・ゴールデンハニー|成長の様子を紹介
ゴールデンハニーの成長記録-株1(友人から譲り受けたもの)
- 2025.03.15初のトリファスキアータは悩ましいスタート

知人から、「置き場に困っているから」とプレゼントされました。我が家で初のトリファスキアータ系です。「ホームセンター(コメリ)で購入したもの」ということで、B.G.大杉さんのラベルとセットで受け取りました。すでに植え替えられている状態で、子株もついている子です。
植え替えは、以下のようにしたらしいです。
- 用土はすべてきれいに取り除いた(はず)。
- 用土は軽石:赤玉:鹿沼=1:1:1を使用。
- 鉢は「ミニ観葉キューブ(受皿付)」。DAISOで購入した。
- 元肥にマグァンプK(中粒)を入れたはず。
はっきりしないことが結構あります…。
ラベルだけ作成してひとまずこのまま管理します。いつ株分け&植え替えしようかな…?
- 2025.04.16迎えて1ヶ月|株分けを決行!

我が家に迎え入れてから1ヶ月。子株が広がってきたので、株分けして植え替えることにしました。
今回の植え替えは
- もともとの用土はすべてきれいに取り除く
- 新たな用土は軽石(小粒)のみ
- 鉢は「ミニ観葉キューブ(受皿付)」(もともと植わっていたのと同じ鉢をCan★Doで購入しました。最寄りのDAISOにはなかった…。)
- 元肥にマグァンプK(中粒)
- 親株にだけプロミック(いろいろな植物用)を施肥
です。
株分けでできた傷口はアロンアルファでふさいで植えつけ、植え付け後の水やりはリキダスの1000倍希釈液を使用しています。
「ゴールデンハニーってこんなに斑の量少なかったか?」とちょっと思ってしまうくらい緑が優勢ですが、ここから斑の量が増えていってくれることに期待したいと思います。
- 2025.05.11
- 2025.06.15
ゴールデンハニーの成長記録-株2
- 2025.05.09葉全体が明るいゴールデンハニー到着!
- 2025.06.08
- 2025.07.06
黄色の斑が美しいサンセベリア・ゴールデンハニー
サンセベリア・ゴールデンハニー(Sansevieria trifasciata ‘Golden Hahnii’)は、ローレンティーやゼラニカと同じトリファスキアータ(trifasciata)系の小型園芸品種です。黄色の斑の範囲が広く、葉全体が明るく白っぽい美しい葉をしています。縦にはあまり伸びず、ロゼット状に広がる葉が「コンパクトながらもインパクトのある葉姿」を作り出しています。斑入り(Variegata)小型品種の中では特に流通量が多く、入手しやすいのもポイントです。
斑入り種の性質として、
- 斑の量
- 斑の入り方
- 斑の色や濃淡
は株(個体)によって千差万別です。そのため、自分好みの1株をじっくり選ぶ楽しさもある品種といえます。
成長が遅めである点には注意が必要ですが、1株でも空間を華やかに彩ることができるのがゴールデンハニーです。良ければぜひあなたも育ててみてください。











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