育てやすい観葉植物として人気のサンセベリアは、原種だけでも約70種も存在します。そんなサンセベリアの中で「大きめの葉をごく少ない枚数出す」というトリッキーな葉姿をしているサンセベリア・マッソニアナ(Sansevieria masoniana)の基本情報や我が家の栽培環境、現在の生育状況について紹介していきます。
「サンセベリアってどんな種類があるの?」という人は、こちらを参考にしてみてください。
「そもそもサンセベリアって何?」という人は、こちらを参考にしてみてください。
サンセベリア・マッソニアナの基本情報
まずは簡単にサンセベリア・マッソニアナ(Sansevieria masoniana)とはどんな植物なのか確認しておきます。
| 分類 | 原産地 | 大きさ | 葉色・模様 | 花言葉・風水 (サンセベリア共通) |
| キジカクシ科 スズラン亜科 ドラセナ属 (Asparagaceae Nolinoideae Dracaene) | アフリカ中部 (コンゴ民主共和国中心) の熱帯地域 | 幅:15㎝前後(最大30㎝) 高さ:30㎝前後(最大110㎝) | 深緑色ベースに雲状の模様が入る | 永久・不滅 金運上昇・邪気払い |
- 人 気 度:
- 流 通 量:
- 育てやすさ:
- 価格(税抜)目安:1,500円~35,000円(ボリュームゾーン:3,000円~8,000円)
大きくて厚みのある葉がクジラのひれのように見えることから、「ホエールフィン(Whale Fin)」という愛称でも知られる種です。1枚(多くても3枚程度)の葉が曲線を描くように外側へ反り返る独特なフォルムと、雲状の模様が特徴的です。美しさと強い存在感を持ち合わせています。また、斑入り(variegata)種も比較的手に入りやすく、華やかさの演出も可能です。横へ広がるタイプではないので、限られたスペースを有効に活用して管理したいという人に特におススメです。
非常に太い地下茎(リゾーム)を持つこと、植え替えなどで地下部(根や地下茎)をいじられるとその株は成長を止めてしまうことなど、見た目以外にもほかのサンセベリアとはやや異なる一面を持っています。
ホームセンターや一般的な園芸店ではあまり見かけませんが、ネットでの流通はそれなりに確認できるので、メルカリやヤフオクでの購入が主な入手経路になると思います。(我が家のマッソニアナは知人が誕生日にプレゼントしてくれたもので、入手経路は不明です。)
我が家の栽培環境
| 項目 | 我が家の状況 | 補足事項 |
|---|---|---|
| 日照条件 | 通年室内(ベランダナシの賃貸物件)の南向きの窓辺(窓から50㎝くらいの位置) | 補光は特にしていません。 |
| 用土 | 軽石(小粒)単体 | 刀川平和農園さんのものを愛用しています。 |
| 水やり | 4~9月:おおよそ週2回 10~3月:おおよそ週1回 | 夏場は基本水やり翌日に、冬場でも水やり後3日以内には用土表面が乾燥している環境です。 |
| 葉水 | なし | 週に1回濡れた布巾で葉の埃を拭き掃除しています。 |
| 通風 | 毎日サーキュレーター使用 | 朝起きてから8時間と帰宅後の8時間の合計16時間/日で稼働させています。 |
| 肥料・活力剤 | 植え込み時:マグァンプK(中粒) 4~9月:液肥/活力剤をいずれも週1回 5~6月:置肥併用(既定量の半分) 10~3月:液肥/活力剤をいずれも月1回 | 液肥:「微粉ハイポネックス」 置肥:「プロミック(いろいろな植物用)」 活力剤:リキダス/ストレスブロック を使用しています。 |
| 冬期の温度管理 | 実質室温13℃以上をキープ | 11~3月は基本ストーブつけっぱなし(夜間や無人の時の設定温度16℃)です。 |
我が家のサンセベリア・マッソニアナ|成長の様子を紹介
マッソニアナの成長記録-株1(斑入り)
- 2025.04.25プレゼントで届いた斑入りマッソニアナ、さっそく株分けしました
知人から、プレゼントとして送られてきました。マッソニアナは以前から面白い形だと興味を持っていたので、とても感謝です。赤塚植物園さんのラベルがついていました。写真を撮れていませんが、斑入りに青(斑なし)の子株がついている状態で手元にきていました。新たな子株に期待して、植え替えついでに株分けを実施し2鉢に分けて管理していこうと思います。(今後の斑なしの成長記録はこちらへ)
植え替えは他のサンセベリアと同じく
- もともとの用土はすべてきれいに取り除く
- 新たな用土は軽石
- 鉢はCan★Doで購入した「ミニ観葉キューブ(受皿付)」
- 元肥にマグァンプK(中粒)
です。
株分けによる傷口はアロンアルファでふさぎ、植えつけ後2時間待ってたっぷり水やりしました。 今回は、子株にもしっかり根を残して株分けできたので、植え付け後の水やりはリキダスの1000倍希釈液を使用しました。
斑入り種の注意点について詳しく確認したいという人は、こちらを参考にしてみてください。
- 2025.05.25
- 2025.06.08
- 2025.06.20
- 2025.07.06
マッソニアナの成長記録-株1(青(斑なし))
- 2025.04.25斑入りのマッソニアナについていた子株を株分けしました
知人からのプレゼントとして我が家に迎えたマッソニアナです。
入手後の株分け・植えつけについてはこちらを確認してください。
- 2025.05.25
- 2025.06.08
- 2025.06.20
- 2025.07.06
独特の葉姿が魅力のサンセベリア・マッソニアナ
サンセベリア・マッソニアナ (Sansevieria masoniana)は、ホエールフィンやシャークフィンといった異名が示すように、ごく少数の幅広の葉を展開させるという独特の葉姿をしています。横にどんどん広がるタイプではないので、省スペースで管理できるのもうれしいところです。斑入り(Variegata)のものも比較的流通している方なので、自分好みの1株をじっくり育てていく楽しさがある種です。
- 非常に太い地下茎(リゾーム)を形成するので夏場の蒸れに注意が必要
- 地下部にストレスを加えると成長が止まる
- 斑入り(Variegata)の子株が必ず斑入りであるとは限らない
といった注意すべき点はありますが、1株でもインパクトが強いのがマッソニアナです。良ければぜひあなたも育ててみてください。
サンセベリアは非常に品種の多い植物です。マッソニアナ以外にもさまざまな色や葉姿の種が存在します。お部屋のスタイルや自分の好みに合わせて自宅に迎え入れる種を決めてください。「気に入った種=長くかわいがって育てられる種」のはずです。ぜひ一鉢は長寿命なサンセベリアを手元に置き、長く大切に育ててあげてください。














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